大峰山南東(熊野灘)側からの眺め。大峰山は,日本の山岳信仰の一形態である修験道の霊場であり,2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてUNESCO世界遺産に登録された。画面中央の大峰山と手前の大台ヶ原山の間を南流するのが北山川,大峰山の西側(画面向こう側)を南流するのが十津川で,両川は合流して熊野川となる。画面手前に尾鷲湾が見える。使用したLANDSAT TM画像は,1989年6月1日撮影。バンド1, 2, 3を合成。

北西側からの画面。大台ヶ原山から手前へ向かって吉野川(紀ノ川の上流部)が西北へ流れる。吉野川の流域は,日本における育成林業の発祥地,吉野林業地域である。使用したLANDSAT TM画像は,上掲のバンド3, 4, 5を合成(フォールスカラー表示)。