《K710》遺跡の城壁。内部には陶片や石臼が散乱している。漢代の要塞跡であり,現地には「居延都尉府」の文化財標識があった。ただし,籾山明『漢帝国と辺境社会』(1999)によれば,先に見た《K688》を「居延都尉府」とする説が有力とのことである(49頁)。

Photographed by Noboru Ogata (2007)