小方 登(京都大学名誉教授)
第5次三蔵法師の道調査団に参加したときの記録です(1999年2月24日〜3月4日)。オリッサ州は,玄奘の『大唐西域記』では,烏荼(ウドラ)国,恭御陀(コーンゴーダ)国として記述されています。
2月24日:カルカッタ着。インド博物館見学。カルカッタ泊。
ガンダーラ様式の仏像。インド博物館にて。→ | ||
← インド博物館にて。 |
2月25日:ブバネーシュワルへ。ブバネーシュワル泊。
2月26日:ウダヤギリ仏教遺跡・ラングディヒル仏教遺跡調査。
← 石造の菩薩像。ウダヤギリ遺跡にて。 | ||
ウダヤギリ遺跡の中心となるストゥーパ。→ |
← ストゥーパ四面の龕に安置された仏像の一体。ウダヤギリ遺跡にて。 | ||
市場町チャンディコールにて昼食。→ |
← 発掘中の僧院跡。ラングディヒル遺跡にて。 | ||
田園風景。ラングディヒルにて。→ |
2月27日:ラトナギリ仏教遺跡・ラリタギリ仏教遺跡調査。ブバネーシュワル泊。
← 村の祠堂。ラトナギリにて。 | ||
上の写真にある村の祠堂では遺跡の仏像がヒンドゥー教の神様として祀られていた。→ |
← ラトナギリ遺跡。大小多数の奉献塔やそれらの土台が見える。 | ||
奉献塔。ラトナギリ遺跡にて。→ |
← ラリタギリ遺跡の僧院跡。 | ||
仏像。ラリタギリ遺跡にて。→ |
← 田園風景。ラリタギリにて。 | ||
夕暮れせまる町並み。→ |
2月28日:ブバネーシュワル市内ヒンドゥー教寺院・ダウリのアショーカ王碑文・プリーのジャガンナート寺院門前見学。コナーラク泊。
← ブバネーシュワルのムクテーシュワラ寺院。 | ||
ムクテーシュワラ寺院内部。→ |
← ムクテーシュワラ寺院前殿の天井。 | ||
ダウリのアショーカ王碑文。→ |
「一切の人々はわが子である。あたかもわたしが,わが諸皇子のために彼らすべてが現世ならびに彼岸の利益・幸せを得ることを願うのと同じく,またすべての人々に対しても,わたしはこれを願う。」― ダウリ碑文より(『中村元選集第6巻 インド史 II』,春秋社) |
← プリーのジャガンナート寺院門前。 | ||
プリーの街角。→ |
3月1日:コナーラクのスーリヤ(太陽神)寺院見学。カルカッタへ。カルカッタ泊。
← コナーラク近郊チャンドラバーガ海岸にて。夜明け。 | ||
ベンガル湾に昇る朝日に向かって沐浴する人々。チャンドラバーガ海岸にて。→ |
「七頭の栗毛の駒は,汝を車に乗せて運ぶ,神スーリアよ,炎を髪となす汝を,遠く見はらかす神よ。」(辻直四郎訳『リグ・ヴェーダ讃歌』,岩波文庫) |
← 朝日の中のスーリヤ寺院。 | ||
スーリヤ寺院基壇に描かれた車輪。→ |
3月2日:ホーリーの祝日に当たり,ホテルに缶詰。カルカッタ泊。
3月3日:カルカッタ発。帰途へ。
Last Updated: 06/Aug/2008