カルタゴ中心部《ビュルサの丘》の南斜面に残るポエニ時代の市街地遺構。通称《ハンニバル街》。細長い石を立て,その間を小さな石で埋める形で壁を構築していることがわかる(ピア・アンド・ラブル法)。向こう側に見える柱状の遺構は,後のローマ時代にビュルサの丘頂部を拡張するために構築した人工地盤の支柱。

Photographed by Noboru Ogata (2009)